qmailとvpopmailでmaildirsizeが狂う件に対処する

qmailへパッチを当てる

  • pop3でメールを削除してもサイズが減らないの件について vpopmailのソースを展開すればcontribフィルダ内に qmail-maildir++.patchがあるので qmailのソースフォルダへコピーしてpatchを当てて qmailを再インストールする。 この方法は何処でも紹介されているので簡単。

vpopmailの不具合

  • 5.4.11以降のバージョンでメールを受け取るときに maildirsizeに2重に書き込んでしまう不具合がある。 1回目は "Return-Path:" と "Delivered-To:" のヘッダが付加される前のサイズで 2回目は正しいサイズ。 この件はいくら検索しても記事が無い、qmail+vpopmail をいまだに 使っている方はかなり少ないと思われる。
  • 相当がんばってソースの該当箇所を見つけたのでpatchを作成して うまく動作できた。ついでにパッケージも作成しておく。
    cd /usr/ports/mail/vpopmail
    cp /mnt/src/patch-vpop_maildirquota ./files
    make configure WITH_MYSQL=yes WITH_CLEAR_PASSWD=yes WITH_SMTP_AUTH_PATCH=yes RELAYCLEAR=20
    make package FORCE_PKG_REGISTER=
  • vpopmailを再インストールしたら vchkpwの所有者とパーミッションが元に戻るので
    chown root /home/vpopmail/bin/vchkpw
    chmod 4755 /home/vpopmail/bin/vchkpw
    を忘れるとsmtp認証が出来なくなる。

.quotawarn.msg

  • 不具合の修正が済んだら晴れて"メールボックス容量オーバー警告"のお知らせを自動送信できるように設定出来る。
    • まず計算の狂ったmaildirsizeを全ユーザー分削除する
      cd /home/vpopmail/domains/
      find ./ -name maildirsize -exec ls -al {} \; -exec rm {} \;
    • /home/vpopmail/domains/.quotawarn.msgを作成
    • quotawarn がメールボックス内にあるユーザーには24時間?以内には警告メッセージが出ないので一旦リセットするために削除する。
      find ./ -name quotawarn -exec ls -al {} \; -exec rm {} \;

patch-vpop_maildirquota について

  • 公開するほどのたいした物で無い事と副作用について十分検証出来ていない為、非公開としていますが、同じ件で困っているサーバー管理者様でご希望があればメールで連絡頂けばお渡しいたします。

FreeBSD


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Last-modified: 2010-12-08 (水) 10:24:01 (4881d)